珍しさと寛容は深い関係にあるのではないかと思う。
人間は新しい人や事象に出会った時に、まず「驚く」。
決して「怒り」という感情は出てこない。
新体験は驚きの他に「興味」を招き、探究心のくすぐる。
こうした時期は人間にとって輝いている時期だ。
脳からアドレナリンが出て非常に活発になる。
しかし上手くできているもので、こうした時期は長く続かない。
アドレナリンが放出され続けると人間は狂ってしまうだろう。
疲れるからだ。
では、探究心をくすぐられた後に来るのは何なのか。
「飽き」「嫌悪感」「無関心」のいずれかである。
決してポジティブな感情遷移ではないが、そうなっていくのである。
ここで初めて「怒り」が顔を出す。
この「怒り」のスイッチはどこにあるかわからない。
人により千差万別である。
そろそろ初めましての期間が終わったなと思ったら、行動を見直してみるのが
よいかもしれない。
相手にとって自分は既に「何が起きても受け止められる」だけの興味の対象から
外れているからである。
飽きられないように努力するというのと通じるものもあるかもしれない。
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