苦楽を共にすると相手に対する沸点が下がる。
先日、学生時代の友人と会った。
部活の友人だ。
もはや戦友だ。
大学生は自由なので部活に入る必要がない。
しかし入部したからには「本気」「全力」が求められる。
このシュートを落としたら、試合に負ける
この試合に負けたら現役が終わる
一般の大学生はこういうヒリヒリした思いをしないで大学生活を終える。
別にそれでいいと思う。
特別なヒリヒリ感を共有した人間関係は強い仲間意識で結ばれる。
この人達と成し遂げようと思う。
そう思った時に「情」が湧くのだ。
思い出にはよい補正がかかるので、約束の反故などポカをされたとしても
「まあ、昔からそういうとこあったな」
と思えたりする。
何回も続けば別だが、大人になればたまの一回ぐらいに腹は立たない。
あたかも美談のようだが、自身はこうした仲間意識は考えものだと思う。
本来怒るべきところでは感情を出すべきであり、思い出という思い込みに
引きずられて変なことに巻き込まれないとも限らないからだ。
旧友とは、淡い水の泡のように浮いては消えるぐらいの儚い絆で繋がるのが
現実的かもしれない。
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